乙女ハウス
全国で増える空家と、家がない若者。
「乙女ハウス」は、住宅・貧困問題に一石を投じることが出来るのか?!
- ドキュメンタリー
- 日本
- 2013
- 43分
- 監督・撮影・編集
- 早川由美子
- 写真提供
- 榊原裕美、Ushinox
- イラスト提供
- 高田ナッツ
- ジャケットデザイン
- 冨田吉樹
- 英語字幕
- 太田エマ
あらすじ
横浜市郊外に佇む、淡いグリーンの一軒家。今から約30年前に、当時独身・会社員だった千野紀美子さんが、ローンを組んで建てた住宅。
親の介護のため、自宅を空き家にせざるを得なくなったとき、千野さんはこの家を「乙女ハウス」にしようと思いついた。空き家にすると、火災の心配がある。住んでいなくても、固定資産税はかかる。頑張れば家を持てた世代に、重くのしかかる「空き家」問題。
一方、低賃金・不安定な雇用で、高い家賃に苦しむ若者たち。一日のほとんどの時間を、家賃と生活費のためだけに働く日々。これでは貯金も出来ず、先の見通しも立てられない。
もし、家賃が月1万円程度なら、もっと自由な生き方が出来る。自分の時間と能力を、生活のためだけに差し出さなくてもいい…。
「乙女ハウス」は、空き家を住宅に困る女性たちに提供し、固定資産税分を月1万円の家賃として払う、ユニークな仕組みの家。この試みは、現代日本の住宅・貧困問題の解決に一石を投じるのか?オーナーの千野さんと住民に取材した、「乙女ハウス」始まりと終わりの記録。
ギャラリー
制作クレジット(敬称略)
映画祭上映履歴
国内
- 中篇映画祭(2014年・大阪)
- 住まいの貧困映画祭(2014年・東京)
- 女性映像フェア in 横浜(2013年・横浜)
関連情報(敬称略)
- 高田ナッツ
イラストレーター、フェルト・アーティスト。この映画にイラストを提供して頂きました。