連日猛暑が続いていますね! この暑さには本当に参りますが、「梅干し作り」という観点から見れば、最高の日照りのため、我が家では現在「土用干し闘争」に突入しています(^^)!
今年の梅干し作り:梅2キロ、赤シソ2束、新生姜(大サイズ)1個。
(詳しい作り方の手順は、後日まとめてご紹介します)
日中は日当たりのよい場所で干し、陽が沈んだら軒下に移動する、時々梅の上下を返して万遍なく乾燥させる…を3日間繰り返します。
あまりの美しい姿に、しばし見とれてしまいます(^^)
赤シソと新生姜。
カラスに持っていかれないよう、ザルを被せておきます。
新生姜は干さずに容器に入れ、冷蔵庫で保管します。梅酢の酸が強いので、腐食しないよう陶器やガラス容器に入れます。
ただ今、年に一度の「土用干し闘争」のさなかではありますが、編集作業も頑張ってやっています。現在は、3年前の夏の映像を見返しているところです。ちょうど安保法案が国会で審議されていた頃で、連日、国会前で大規模な抗議行動が行われていました。
国会正門前の一角には、主催団体(個人で参加する人も多いのだから、こう呼ぶのも微妙ですが^^;)が設置した演台があり、時間帯によって、「総がかり行動」がメインでスピーチをしたり、「SEALDs(シールズ)」がラップ調のコールをしていました。
多くの人でごった返す国会前の映像を、今、冷静に注意して見返し、内容を書き起こしていると、当時は全く見えていなかった様々なことに気がつきます。
3年前が「ずいぶん昔」なのか「つい最近」なのかは分かりませんが、当時はまだ知り合っていなかった人が映像の中に写り込んでいたり、すでに亡くなってしまった人(ラッパーのECDさんとか)が元気な姿で写っていたりするのを見つけると、何とも言えない不思議な気持ちになります。
ちょうど昨日から今日にかけて見ている映像の中に、なんぶ労組の渡辺学さんを発見しました。今年の2月、なんぶ労組の事務所で行われたイベントで、渡辺さんと初めて(?たぶん)お話する機会があったのですが、(今までどこかでお見かけしたことがあるはず…でもどこで…?)と思っていました。
そう思っていたら、3年前の国会前抗議行動に、ばっちり写っていたのでした(^ ^)
国会前などの抗議集会を取材したことがある人はわかると思いますが、人でごった返す現場では、数十メートル(時には数メートル)離れるだけで、全く違う光景が広がります。それぞれが別のコールをしていたり、ドラムなどの鳴り物もあったりで、隣り合わせでも他の輪の状況は全く分かりませんし、伝わっても来ません。時には、大混乱し逮捕者が出ているのに、すぐ隣の輪でコールに夢中になっている人たちは、気がつかなかったりするのです!
この日も、国会正門前の演台の周辺では、(元)シールズの奥田愛基さんの、まるでワンマン・ライブのようなMCとコールに狂喜する人々がいて、そこから数十メートル離れた一角では、「わっしょい、わっしょい」と、警察と激しくもみ合いをする人々がいました。
私は奥田さんのステージ(?)をしばらく撮影した後、この「わっしょい」の現場に移動しました。なんぶの渡辺さんをはじめ、その後国会前の学生ハンストで知り合うことになる人たちが、映像の中に写っていました。当時は、まだ彼らと面識がない状態でしたが、シールズの、ある意味先生公認の生徒会活動的(?)な抗議行動とは真逆の、泥臭く警察とぶつかりあう人々の姿に惹かれ、彼らを撮影し始めました。
腕を組み、警察官たちに背を向け、おしくらまんじゅうのような状態で「わっしょい」と声をあげます。警察が後ろから激しく押し、何度も将棋倒しのような状態になる、とても危険な・混乱した現場となっていました。
映像には様々な情報が記録されていますが、私がとりわけ注目したのは「旗の作法」でした。
労働組合の赤い旗を持って参加する組合員が、おしくらまんじゅうに加わるときに、そばにいる仲間に旗を託す。そして、旗を託された仲間が、さらに激しい輪の中に入っていこうとするとき、旗をまた引き渡す…。
この一連のやり取りが、無言で、あ・うんの呼吸で行われる様を見て、「旗の取り扱い」について考えました。
1. 旗を持っていると、手がふさがってしまうから、旗を手放す。
2. 混乱した現場では、思いがけず旗が危険物となって、他の人にぶつかってしまうかもしれないから、旗を持たないようにする。
3. 大切な組合の旗を警察に持っていかれないように、より危険度の低い場所にいる人に託す。
…これらのいずれかかな?と私は推測しましたが、どうなんでしょうね???(^^)
ぜひ聞いてみたいところではありますが、とにかく、旗が大事に扱われているというのは伝わってきました。労働組合では新年会を「旗開き」と呼ぶそうですから、それぐらい象徴的なシンボルなのだろうと想像します。
この日は、逮捕者が出てもおかしくないほど騒然となっていましたが、少し離れたメインステージでは、変わらず奥田さんのワンマンライブが続行中でした(^^;)。
この時の動画は、以下よりご覧いただけます。
以上、本日の制作日誌でした(^^)/