長かった冬も終わり、今は、日に日に緑が濃くなり、花が咲き乱れ、鳥たちのさえずりがこだまする、まさに地上の楽園のような日々を送っています(^^)
満開のハクモクレン。一日中見ていても飽きない美しさです。
厳しい寒さを乗り越えた「のらぼう菜」も、もう食べられるサイズまで成長しています。
混みあった葉の部分を、剪定も兼ねて収穫します。さっと油炒めにして食べるのがおススメ(^^)
フキも一面に。ほんと、すごい成長力(^^;)
こちらは、まだ茎が細いですが、大量にありすぎるので、少しずつ食べ始めています。
畑仕事もだんだん本格化してきましたが、ウグイスの鳴き声を聞きながら農作業をするなんて、ぜいたくな暮らしだなぁ…としみじみ思います(^^)
毎日、心が洗われるような、清らかな自然に囲まれて生活をしていますが、それとは対照的に、私の編集部屋の中では、連日怒号が飛び交っています(> <)
というのも、現在、書き起こしをしている撮影素材は、2015年5月17日に秋葉原で行われた排外主義者たちのデモと、それに抗議するカウンターたちを撮ったものなので、トラメガを手にしたカウンターと警察がもみくちゃになりながら怒鳴りあう映像の連続だからです(> <)
私はそれまでに、経産省前のテントを襲撃しようとした排外主義のグループと、それをやめさせようとする人たちの様子は、撮影したことがありました(その時の映像はこちら)。
しかし、排外主義者たちのデモ行進を、カウンターたちが追いかけながら抗議し続ける…というスタイルの抗議には、行ったことがありませんでした。
井田さんがこの日のカウンターに参加すると知り、私も連れていって欲しいとお願いして、秋葉原に行ったのでした。
この日、井田さんの友人も参加していたのですが、カウンターに参加するのが初めての私たち二人に、井田さんがいくつか注意事項を教えてくれました。
①この3人で行動すること(団体で行動すること)
混乱した現場では、公務執行妨害などをでっち上げられて逮捕される危険性も大いにあります。そういった対策のためにも、個人で行動することはせず、3人で行動した方が安心なのです。
②殴らないよう気をつけること
…!
ここで私は思わず、「巻き戻し」して2度聞いてしまいました。
え、「殴られないように」じゃないんですか…(^^;)?
聞き返したところ、確かに私に向かって井田さんは「殴らないように」と言っていました…(^^;)
私は書き起こしをしながら爆笑してしまいました(^^)。私って「その女、凶暴につき」みたいな感じ(^^)!?
ちなみに、それに対する私の返答は「はい、じゃ、非暴力でー」…!
ヲイヲイ…(^^;)
書き起こしをしていて時々思うのですが、撮影しているときの私の受け答えは、テキトーすぎるんですよね(^^;)
まぁ、それはさておき。
とりあえず、井田さんから注意事項を聞いて、デモ出発地点の公園付近へ向かいました。しかし、公園につながる道路はすべて封鎖されており、カウンターが近づけないよう、警察が大量に配備されていました。
カウンターたちは、公園で集会をするデモ隊(姿は見えない)に向かって、「帰れ!」、「ヘイトデモ中止!」と大声で叫び続けました。
カウンターとの衝突を警戒してか、デモ出発時刻をだいぶ過ぎても、デモが始まる気配はありません。ずいぶん時間がたってから、ようやくデモ隊の姿が遠くに見えましたが、カウンターの人たちは交差点の一角にとどめられ、警察は信号を調整してずっと赤のままにし続け、デモ隊の姿が見えなくなっても、通せんぼが続きました。
10分以上も信号が変わらないとか、異常ですよね!!
「不法滞在外国人を直ちに追放せよ」などと書かれたプラカードや横断幕を掲げ、デモ行進をする彼らは、警察に守られながら、秋葉原の街を通り過ぎていきました。
カウンターたちの怒りが沸騰する中、一部の警備が決壊したのが見えました。そこから、カウンターの人たちが一斉に横断歩道を走りだしました。私は、「団体で行動する」という注意事項など吹っ飛んで、夢中で彼らの後に続きました。
だいぶ先まで行ってしまったデモ隊を追いかけ、5分以上全力疾走(> <)
今と違って当時の私は、不摂生極まりない生活をしていて、もちろん運動もゼロ。はぁはぁ息を切らしながら、気力だけでデモ隊を追いかける私の様子が、映像から伝わってきます。
必死で追いかけた先に見た光景は…
それは秘密(お楽しみ)なんですが(笑)、今日は、デモ隊に追いつくまでの過程を編集した映像をご紹介します。
ただ今、当編集室では、終日怒号が飛び交っていますが、映像の再生を停止すると、今度はウグイスのさえずりが聴こえてくる…という、脳みそが分裂しそうな春を迎えています。
以上、本日の制作日誌でした(^^)/