編集作業と並行して、日々、畑の整地も行っています。いよいよ冬野菜の収穫も終わりに近づいていますが、今日は、すべて収穫したと思ったはずの人参畑から、たくさんの人参が出てきました(^^)
こんなに!
人参の跡地を整地。
フキノトウもだいぶ大きくなってきました。
梅の花は3分咲きくらい? 毎日、咲いていく様子を眺めています(^^)
ところで、冬の間に太らないよう気をつけて過ごしてきましたが、なんとこの2週間で、2キロ近く体重が増えてしまいました(> <)!!!
ちょうど2週間ほど前に、お米10キロとお餅を沢山いただいて、とても美味しかったので、毎日ご飯をたくさん食べ、おやつにはお餅2個、しかもお汁粉で…という生活をしていたのです。たぶん、それが原因かと… (> <)
何気に美味しいこちらの商品(^^;)
トースターでお餅を焼きます。
文字通り毎日お汁粉を食べて幸せな日々でしたが、今日でお餅はすべて食べ終わってしまいました(T T)
小学生の年賀状ではないですが、「お餅の食べ過ぎに注意!」ってやつですね(^^;)
明日からはまたお餅なし生活ですが、増えた体重が元に戻るよう精進したいと思います(^^;)
ところで、今日は、「左翼ボキャブラリー」について書きたいと思います。
私は現在、撮影した映像素材を見返すという作業をしていますが、りべるたんの人たち(「界隈」とも言う)の言葉づかいが独特だなぁと、改めて感じたからです。
私自身、これまで平和運動、住宅問題、原発問題などを取材してきたので、いわゆる「左」、「左派」の社会運動と関わる機会が少なからずあり、「左翼」界隈で使われる言葉・表現についても知っているつもりでいました。
しかし、「りべるたん」界隈で使われる言葉というのは、それまでの私にとって馴染みがないものばかりでした。例えば、「自己批判」、「総括」、「情勢」、「打倒」、「粉砕」…等々の言葉です。
もちろん、日本語としては理解できるとはいえ、こういう語彙・表現は、一般社会はもとより、左寄りの社会運動全般の中でもあまり使われない、かなり強めで戦闘的、なおかつ若干古めかしくもある言葉ではないかと思います。
こういった言葉づかいは、「左」、「左翼」全般というよりも、「(旧来からの流れをくむ)学生運動」、「(たたかう系の)労働組合運動」などで、好んで使われるような言葉ではないか?と思います。(私の限られた経験に基づく分析なので、間違っているかもしれませんが!)
全国に存在する「九条を守る会」をはじめ、よくある平和団体や環境問題に取り組むグループならば、「情勢」とは言わずに「そのような時代の流れ」と言うでしょうし、「打倒・粉砕」の代わりに「廃止を求める」などと表現するでしょう。
「××粉砕!」なんて言葉は、一般的には「ミルミキサー」の取説ぐらいでしか、登場しないのではないかと思います(^^;)
ですが、りべるたんの面々の日常的な会話、もしくはインタビューの中では、「圧倒的勝利」とか、「貫徹」とか、「当該」とか、「団結」とか、(私のイメージでは)「1960年代にヘルメットをかぶっていた人たち」が発するような言葉が、私よりも10~20才も年下の人たちによって、ごく普通に使われていたのです!
取材を始めた当時も、私はそのことに驚いていたわけですが、現在、こうして撮影した映像を見返していると、その新鮮さ(?)に再び驚きを感じるのです。
しかし、郷に入ったら郷に従えなのか、私もりべるたんに取材で通い、左翼言語に触れていく中で、いつしか私自身も、それらの用語を使って会話をするようになる様子が、撮影した素材に記録された私の音声から読み取れます。その過程も、自分のことながら驚きを持って眺めています(^^;)
あ、でも時々、背伸びしてそれらの言葉を使おうとして、微妙にニュアンスが間違っていたりするのですがwww
左翼文化は「語彙」だけでなく、「相槌」や「合いの手」にも見られます。誰かがスピーチや発言をする際、「そうだ!」という賛同を表現したい場合は、「ヨーシ(または「ウーシ」)」という掛け声をします。逆に、「それは不条理だ!」「そんな馬鹿な!」という気持ちを表現したければ、「ナンセンス!」(実際の発音は「ナンセーンス!」に近い)と合いの手を入れます。
ちなみに、りべるたんでは、上記のような基本的な左翼ボキャブラリーは大半の人が使いこなせますが、その中で、頭ふたつ分ぐらい抜きんでているのがぶん斗さんです。「あれは似非リベラル」、「人民裁判にかける」、「極右反動勢力」、「信濃町の連中」、「日共は…」等々、パワーワード満載の左翼ボキャブラリーを流暢に話せる人は、ぶん斗さんをおいて他にいません(断言^^)。ほんと、すごいです。
ところで、「左翼界隈を知ったつもりでいた」私が、りべるたんで初めて知ったものが、もうひとつあります。そんな会話をしたこと自体忘れていましたが、撮影素材の見返し作業で「発見」しました。
菅谷さんの選挙の投開票日、もう落選が決定的なものとなったとき、誰からともなく歌を歌い始めました。私がその歌を聴いたのは、その日が初めてでした。
私はビデオカメラでその様子を写しながら、隣に座っていた井田さんに、「これは法政大学の校歌ですか?」と尋ねました。なぜなら、その歌がどこか校歌っぽい曲調だったのと、歌っていた菅谷さんはじめその場にいた何人かが、法大出身だったからです(今から思えば、他大卒の人たちも歌っているので、特定の学校の校歌ではないと分かるはずなのですが…)。
井田さんは、私の質問に対して「校歌に次ぐものです」と答えました。それが「冗談」だとも理解できない私は、意味が分からないまま、「校歌に次ぐもの…」と、井田さんの言葉を繰り返すだけでした。井田さんはさらに、「裏校歌みたいなものです」とも付け加えました。
その歌こそが、かの左翼革命歌「インターナショナル」であると私が理解するには、まだもう少しの歳月を待たねばなりませんでした。
撮影素材の見返しによって、私自身が日々左翼文化を学習していく過程を目撃するのに、ある種の感慨深さを覚えます。いずれはぶん斗さんのようになれる日がくるのかしら?!?!
以上、本日の制作日誌でした(^^)/