今年から在来種の栽培に挑戦していますが、「在来種を育てる」ということは「種採りをする」ということでもあります。
無農薬有機栽培をされている方より、昨年10月に「のらぼう菜」(菜の花に似た野菜)の苗を10株頂いて、栽培してきました。
厳しい冬の寒さをのり超え、3~4月にかけて、葉や蕾の部分を収穫して食べました。
10株のうち、生育の良い1株を種採り用に選び、その株の葉は収穫しないようにして、大きく育てました。4月半ばにはのらぼう菜の収穫は終わり、種採り用の1株を残して、すべて片付けました。
野口勲さんの著書「固定種野菜の種と育て方」を参考にしながら、種採りのタイミングまで、種採り用の1株を育てます。
花が咲き終わり鞘が出来、乾燥した鞘から種が飛び出す前に、株ごと引き抜いて追熟させる…と書いてありました。
沢山ついた鞘の、半分程度が乾燥した状態になったので、株ごと引き抜くことにしました。
意外と根は浅め。
新聞紙の上に広げます。
剪定ばさみを使って、鞘を茎から切り離していきます。
種採りの本には、作業の細かい部分については書かれていないので、果たして、茎から鞘を切り離してよいのか、それとも、茎に鞘がついた状態で枯らしていく(追熟させていく)のかまでは、分かりません。なので、試しに、茎から鞘を切り離した状態と、切り離さないで茎ごと…の両方でやってみることにしました。
十分乾燥した鞘からは、すでに種がはじけて飛び出しているものもあります。タネは黒色で、ゴマ粒ほどの大きさです。
未成熟の鞘が乾燥するまでには、あと3週間以上はかかりそうな感じです。種採りをするには、屋内に追熟のために広げて乾燥させるスペースの確保も必要です。たった1株にこんなに沢山の鞘がついて、タネはきっと千粒以上は採れそうです。種採り、すごいな…! 栽培が簡単で育てやすい野菜なので、無事種採りが成功したら、私も人におすそ分けしたいと思います(^^)
これから順次、色んな野菜の種採りが始まるので大変ではありますが、「これは○○さんの××」等、野菜ごとに種を頂いた人の顔が思い浮かぶので、愛着があります(^^)
種採りについては、そもそも素人はあまり手を出さないからか、大まかな流れは書いてあっても、細かいことまで書かれたサイトや書籍は少ないようです。
なので、私は素人目線で(っていうか本当に素人です^^;)、在来種の「栽培」だけでなく、「種採り」の具体的な方法と結果についても、今後レポートしていきます♪