3月半ば、鳴り物入りで始めた(笑)、ゴボウの波板栽培(その時の記事はこちら)。その後どうなったのか、近況をご報告します。
なんと!!
波板栽培は失敗し、「袋栽培」に切り替えたのでした(^^;)!!
波板栽培で種を蒔いたのは3月半ば。発芽日数は10日程度とのことでしたが、待っても待っても芽が出てきません…
波板の先端部分に種を蒔いたのに、いかにも「雑草」という風情の草が、ひょろっと数本生えている程度です(> <)
思うに、波板の傾斜を緩く設置してしまったため、水やりをすると、表面の土が流出するだけで、水が奥(内部)に浸透していかない…というのが、失敗の最大の原因ではないかと思います。
土がかなり乾燥しています。大抵の野菜は発芽時に十分な水が必要なため、こんなにカラカラでは発芽しないだろうと考えます。
それでも(もしかしたら育っていくかも)という淡い期待を抱きつつ、水やりを続けました。
しかし、1か月たっても芽が出てこないのはさすがにダメだと思い、思い切って波板栽培をやめることにしました!
ゴボウのタネが入っている袋には、種を蒔ける時期は3~5月と書かれていたので、(まだ今ならやり直しができる!)と考えました。
とはいえ、普通に畑に蒔くのは、収穫時の穴掘りが大変になってしまうので、家庭菜園の本に書かれていたもう一つの手抜き方法=「袋栽培」を試してみることにしました。
腐葉土や鶏ふんなどが入っている袋は、大きくて厚手なタイプのものが多いので、それを使って根が長い野菜(ゴボウや長芋、人参など)を栽培するという方法です!(これらの袋は活用方法が沢山あるので、捨ててはダメですよ!)
鶏ふんの袋。
袋の底部を切り取り、「筒状」にして使います。
波板の上に重石として載せていた土や石を取り除きます。
波板を取り外してみると、意外にも内部は湿った状態でした。(でも、種を蒔いた最上部が乾きすぎているので、やはりこれでは育ちませんね)。
やっぱり、育っているのはゴボウではないですね(^^;)。
上に重石として載せた土は砂利が多く含まれているので、袋栽培では使いません。波板同士でサンドイッチされていた部分の土(ふるいにかけた土)をすくいとり、袋栽培で使用します。(小石や根などの障害物があると、ゴボウの根が垂直に育たないからです)。
サンドイッチされていた土を全てすくい取り、下側の波板も取り除いた状態。
十分な日光や水分がないにもかかわらず、雑草はもやし状に育っています! 逞しいなぁ~。
雑草を取り除き、たい肥にすべく積み重ねます。
波板と雑草を取り除いたエリアを、鍬で平らに整えます。このエリアに袋を設置することにします。
波板の間からすくい取ったサラサラの土を、いよいよ袋に詰めていきます! 袋の他に、支柱を4本用意します。
袋が広がるように支柱を立て、どんどん土を入れていきます。
15キロの鶏ふんの袋を満杯にするのに、ちょうど波板2個分の土を使いました。波板栽培の時にした、怒涛の「土ふるい」作業が無駄にならなくてよかったです(^^)。
袋一杯に土が入りました!
土を良く押さえ、袋の形状も整えたら(ピサの斜塔のように傾かないように注意^^;)、そぉっと支柱を抜き取ります。
袋が安定して立てるように、周りに石を敷き詰めました。
同様に、もう一袋にも土を詰めていきます。今度は、物置で見つけた腐葉土のカラ袋です。
無事、土を満杯に詰めたら、いよいよ種蒔きです!
1箇所に2~3粒ずつ種を蒔きます。発芽時は競わせた方が良く育つので、1つの穴に数粒蒔きます。(発芽してしばらくたったら間引きます。発芽以降も密集したままでは、今度は成長が阻害されます)。
ゴボウのタネは好光性とのことなので、ごく薄く土を被せます。
完成!! 今度こそ、今度こそ、成功してくれよ~~~(祈)。
…待つこと約1週間。
発芽しています(^^)!!
「いかにも雑草」じゃない、今度こそゴボウの芽だぁぁ!
その後も順調に生育(^^)。この写真を撮った後、間引きをしました。
油断はできませんが、今のところ、袋栽培は順調なようです(^^)。
ところで、波板栽培から袋栽培に変更したことで、ずいぶん省スペースになりました。
空いているエリアをきちんと耕して、別の野菜を植えることにしました。
植えるのはカボチャとオクラ。どちらも種から育てた在来種です(^^)
カボチャの苗。カボチャは四方八方にツルが成長していくので、この広いエリアはちょうど合いそうです♪ 去年は、畑のど真ん中にカボチャやスイカを植えて、ホントひどい目に遭いました(^^;)。
オクラの苗。地べたを這うカボチャと違って、上に成長していくオクラは、カボチャとの植え合わせの相性◎!
間隔を十分に取って植えていきます。
カボチャの苗は、保温すると良く育つと聞いたので、「ホットキャップ」代わりにペットボトルをふたつに切ったものを被せました。(ただし、ペットボトルは「ホットキャップ」よりサイズがだいぶ小さいので、成長が進むとすぐに外す必要があります)。
ペットボトル底部の方は、キリで数か所穴をあけて使います。
カボチャの移植完了!
続いて、間隔をあけてオクラの苗を移植。(オクラの苗は小さすぎて分かりにくいかもしれませんが^^;)
下の写真、手前側がオクラの苗です(^^)
以上、ゴボウの「波板栽培」→「袋栽培」切り替え報告でした。今後、また新たな展開がありましたらお知らせします♪