野菜を干すようになって数週間後、迷った末、ついに「干しカゴ」を購入しました!
購入したのは、一般的な三段作りの干しカゴで、値段は800円程度。結論から言えば、「絶対買うべき」便利なアイテムだと思いました(^^)
野菜を干すには、何より「湿度が低い」ことが重要です。ですので近頃のような、北西風の冷たい風が吹き、晴れて乾燥が続く「真冬」の天気は、干し野菜作りのベストシーズンだといえます。
ただ、春や秋も、晴れが続いていれば大丈夫ですし、真夏は気温が高く一気に野菜の水分が飛ぶため、真夏も「あり」と言われています(私はまだ試していませんが)。よって、野菜干しに向いていない季節といえば「梅雨」の間ぐらいで、工夫次第でほぼ1年中干すことが出来そうです。
野菜を干すには、昔ながらの竹で編んだザルが一般的かもしれませんが、ザルよりも「干しカゴ」のほうが断然オススメです。というのも、野菜は干すと水分が飛んで重量が軽くなるので、覆いのないザルでは、風で野菜が飛ばされてしまうからです。また、覆いがないと、上から落ちてくる葉やゴミが野菜にはりついてしまい、取り除くのが面倒になります。
例えば、秋冬はこういう小さな葉が庭やベランダに沢山落ちてきます。
その点、干しカゴならば、野菜が軽く小さくなっても風で吹き飛ばされてしまう心配はないし、細かい網目でゴミの付着も防げます。もう、(どうしてもっと早く買わなかったのか!)と後悔するぐらい、費用対効果が高すぎるアイテムです(^^)
吊るさなければコンパクトなので、収納場所にも困りません(^^)
干しカゴを購入後、早速、干し野菜の定番、切干大根作りをしてみました!
畑から、不恰好な形の大根を3本収穫。切干大根に加工するなら、ひん曲がった大根でも全く問題ありません。
目安としては、マクドナルドのフライドポテトぐらいの細さに切ります。(もっと細くしたほうが乾燥が早いのでは?)と思われるかもしれませんが、千切りの大根は、乾燥するととても細くなるので、これ以上細く切ると、干しカゴの網目から落ちてしまうのです。
切った大根を、干しカゴの中に重ならないように広げ、屋外の風通しの良い場所に吊るすことにしました。干し野菜は、特に最初の3日間の乾燥が大事と言われているので、天気予報もチェックしながら、晴天が3日以上続きそうな日を選んで仕込みをします。(最初の3日間で一気に表面の乾燥を進ませると、あとの工程でカビにくいそうです。カビ防止のため、ホワイトリカーや焼酎を霧吹きでかけるのも有効)
(どこに吊るそうかな~)と考えて、庭をウロウロ。
庭の片隅に、なぜか「足場」が放置されている私の家・・・(^^;)
日当たり抜群で、風の通りも良いので、足場に干しカゴをつるすことにしました♪
写真撮影のために、扉を開いた状態に。
干し始めて3日後には、乾燥がかなり進み、並べた大根同士の間隔が広がっています。
長期保存を目的とした完全なドライではなく、適度に水分を飛ばして調理に生かす「セミドライ」ならば、この時点で乾燥を終わらせてもOK!
でも、完全ドライの場合は、ここからが意外に時間がかかり、カラッカラ、カッチカチの切り干し大根にするには、トータルで15日ぐらいかかります。
約2週間後、完全ドライまで乾燥させた切り干し大根が完成! 3本の大根が、ここまで小さく、軽くなりました! 「野菜を干す」ということは、保存性を増すだけでなく、省スペース化にも役立ちますね。
完成した日付を書き、乾燥剤を入れて密封します。完成した日付を書いておくのは、作った順に食べていくためです。
(ちなみに後日の感想ですが、足場はベランダに比べて日よけがない分、より乾燥に適していると思ったのですが、うちの足場は地面に近いので、地面からの湿度の影響を受けていたかもしれません。以降は、足場には吊るさず、ベランダに吊るすようにしました。まぁ、庭に「足場」が転がっている家はあまりないかもしれませんが、ご参考までに^^)
最初に作った切り干し大根は、味見をする前に人にプレゼントしてしまったので、再度切り干し大根作りに挑戦しました。仕込みの時点では詰めて並べても、数日もすればスペースがスカスカになることが分かったので、今度はもっと多めに仕込むことにしました。
畑で大根を収穫。
今回は、小ぶりの大根9本を仕込みます!
きれいに洗って葉を切り落とします。
千切りにする際の太さは均一にします。干し上がりを同一にするためです。
切った後、干しカゴに並べていきます。さすがに9本分は重い・・・!
切り干し大根を作る際、大量に発生するのが「葉」です。葉も乾燥させます。
自転車を活用(^^)
約2週間後。大根9本分の切り干し大根が完成♪
大根9本がこのコンパクトさ!
切り干し大根にしたり、割り干し大根にしたり、そしてもちろん人にも沢山プレゼントして、順調に大根は消費されていきました。
野菜を人にあげる際は、新聞紙にくるむのがオススメです。新聞の紙質が、野菜から出てくる水分を吸収するのにちょうど良く、なおかつ、野菜の呼吸を妨げないからです。
例えば、こんな風に包みます。
私は新聞を読まないし、買わないので、家の倉庫にある古新聞で包んでいます。沢山あった古新聞ですが、野菜作りを始めてから急激に新聞の消費量が増え、在庫が残り少なくなってきてしまいました(涙)
この新聞の日付、よく見ると2013年5月じゃないですか(> <)!
せっかく新鮮な野菜を、こんなに古い新聞で包むのは、なんか残念ですよね・・・
とはいえ、買ってまで読みたい新聞もないし・・・
もし、ご自宅で読み終えた新聞類があるという方で、今後何かのタイミングで私と会う方がいらっしゃいましたら、ぜひ、古新聞をいただければ幸いです!
「読む」ためではなく、野菜を「包む」ためですので、新聞の思想・信条・スタンスなどは不問です。毎日、朝日、読売、産経などの他、聖教新聞、顕正新聞、赤旗、前進、救援なども大歓迎(^^)
読み終えた新聞、捨てるならば私にください(^^)!!
干しカゴと切干大根の紹介のつもりが、最後は古新聞提供のお願いになってしまいましたが、干しカゴ、買って損はないですよ~~♪