日頃より、貧困や住まいの問題に、(当事者としても^^;)関心を寄せ、複数のメーリングリストにも参加しています。毎年、この時期になると、路上生活者の多い都市(山谷、釜ヶ崎、寿町など)の年末年始の越冬闘争(炊き出しやパトロールなど)についての情報が流れます。
かくいう私の家も、12月中旬頃からグングン気温が下がり、いよいよ越冬闘争に突入しました。大家さんが以前「真冬の3か月間は行ったことがない、住める家じゃない」と言っていた私の家は、防寒対策のない、夏仕様の家です(^^;)
私自身は寒冷地育ちではないので、住宅の防寒対策の知識がなく、昨冬は水道管凍結&破裂を経験(水道代が4万円に!)。朝起きて、水道から水が出てこないのを、まさか「凍結」だとは思わず、(断水かな?)とのんきに不思議に思っていたぐらいです(^^;)。
この冬は、同じ失敗を繰り返すまいと、寝る前に水道の水を細く出して寝るようにしています(ただし、習慣として身についていないので、しょっちゅう忘れてしまいますが…)。
最近の外気温は、早朝はマイナス2~4度。8時頃は、晴天でもまだ零度の寒さです。10時を過ぎてやっと、寒さが緩んできます。
北側に面した私の寝室はとても寒く、室温がマイナスのことも珍しくありません(> <)。ほとんど外で寝ているのと変わらないですね!!
(室温もマイナスになるんだ…)というのは、この家に住み始めてから学びました。酔っぱらってその辺で寝たら、家の中でもリアルに凍死しそうな寒さです(> <)。布団から顔を出していると寒いため、寝るときはマフラーを頭に巻いて寝ています。
とある朝。寝室の温度はマイナス2度!
朝起きて、部屋のガスファンヒーター(それなりに強力)をつけて15分ほど経っても、だだっ広い家の中は「室温2度」の表示(T T)。この寒い家の唯一の利点と言えば、外気温との差が小さいため、結露が発生しないことぐらいでしょうか(^^;)
「人間」の私も大変ではあるものの、心配なのは畑の野菜たち。昼頃まで畑は一面凍っています。
のらぼう菜
人参
白菜(この時期からでは、結球するまで大きくはならないと思いますが、それでも日々、ゆっくりと大きくなっているようです^^)
野菜の種類にもよりますが、冬野菜の多くは凍ってもダメにはなりません。昼にはまた復活するので、その回復力にびっくりしてしまいます。復活するだけでなく、よく、「ほうれん草は霜があたると甘くなる」と言われるように、逆に甘みが増してくるのです。
これは、野菜が寒さから身を守るため、水分を減らして糖分を増していくからだそうです。水分中の糖度が高くなることで、野菜が凍りにくくなります。それが人間にとっては「甘み」になるなんて、ありがたいことですね(^^)
昼頃にはすっかり回復。最近は、朝は凍っていて収穫できないので、お昼過ぎに収穫しています。
復活したのらぼう菜
人参
白菜
昨冬の経験では、12月下旬~1月下旬までの1か月間が一番寒いように感じました。2月は、自分自身が寒さに慣れてくるせいもあるかもしれませんが、1月ほど寒がらなかったような気がします。
昨冬の寒さを経験し、今年は防寒のためのグッズをあれこれ調達! 厚手の肌着上下のほか、スリッパも冬仕様のものを購入。これはさすがに暖かい!
大家さんからは、水道の凍結防止のためのセットが送られてきました!
「これさえあれば、厳しい寒波も安心です」だって。
電気の熱の通ったコードを水道管に巻き付けて、凍結を防止するというタイプです。
外気温マイナス30度まで対応! うちなんて余裕だな~(^^)
これを台所の水道管に取り付けるようにと言われ、外に出て、家の基礎部分などを見て回ったのですが、台所の水道管は、この取り扱い説明書が想定するような造りになっていないようです…?
それに、電気の熱を通すので、電源コンセントが必要になるのですが、屋外の水道管のそばに電源コンセントは見当たりません。ケーブルも2メートルしかないし…。
結局、今日は取り付けることが出来ませんでしたが、また良く調べて、どうやったら取り付けられるのか考えようと思います。
そんなわけで、越冬の準備はやや不十分ではありますが(^^;)、越冬のためのプレゼントがイギリスから届きました♪
ブライアンのサポーターであり、『ブライアンと仲間たち』の制作、そして現在も字幕翻訳のチェックなどで大変お世話になっている、ポールからのクリスマスプレゼントです!
ビスケット、チョコレート、お茶など、編集作業で引きこもり民の私にとっては、どれだけあっても困らない、うれしい贈り物です(^^)
2014年に亡くなられた、イギリスを代表する政治家、Tony Benn(トニーベン)のドキュメンタリーDVDも!
トニー・ベンは、私の『ブライアンと仲間たち』の中にも登場します! 2007年当時、留学生だった私は、映画のためにぜひともトニー・ベンにインタビューをしたいと思ったのですが、秘書を通じてインタビューを申し込んでも、きっと受けてもらえないだろうと考えました。
そこで、彼が登壇するイベント・スケジュールを調べて出かけ、カメラを回しながら舞台袖近くに陣取り、壇上から降りて帰ろうとするトニー・ベンの腕をつかんで、その場で交渉し、5分ほどの短いインタビューをさせてもらったのでした。その時の発言が、映画の中でも使われています。
『ブライアンと仲間たち』完成後、トニー・ベンにDVDを送ったところ、なんとご本人から直筆の手紙を頂いてしまいました!! もちろんサイン入り。それは今でも私の宝物です(^^)
イギリスでもこのドキュメンタリーの評判は良かったそうで、観るのが楽しみです(^^)
こちらの緑色のものは、手作りの笛なのだそうです。ちゃんと吹けて、音が出るのでびっくり!
私が畑をやっているのを知って、緑にペイントしたとのこと。もはや私の畑仕事は、ごく一部とはいえ、海外でも認知され始めているようです(^^)/
今年も残すところあと1日。今日が今年最後のブログ更新となります。いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。皆さまも、それぞれの場所で無事越冬されますように。来年もどうぞよろしくお願いします!