インディペンデントで映画作りをしている私にとって、ホームページを持つこと、そしてそのホームページのデザインやコンテンツが充実していることは、とても大事なことです。
私の現在のホームページは、以前もご紹介したように、イ・ウンジュさんが担当してくれています。前回、夏に打ち合わせをした際、「ブログ」ページの記事・機能を充実させて、「ウェブマガジン」ぐらいのレベルにしてはどうか?という提案を受けました。それ以降、この「映画監督、日々の暮らし」シリーズの連載を始め、現在編集中の『革命前夜』制作日誌も、こまめに書くようになりました。
現在、このページを含む、ホームページ全体のリニューアルをする予定で、その詳細の打ち合わせのために、イさんが私の家まで来てくださることになりました。
打ち合わせの数日前、イさんより「まだ畑に大根はありますか?」というLINEが。「あります!」と答えると、「ミーティングの日にキムチ作ってみるのはどうですか?セウジョッというアミの塩辛が家に届いたので」というメッセージが!!!
わあ~~、キムチの手作り?! してみたい!!!
急きょ、待ち合わせ時間を2時間も早めて、朝からイさんが来てくれることになりました(^^)
キムチは、使用する大根の重さにより、他に用意する材料の量が決まるので、あらかじめ大根の重さを教えてほしいと連絡がありました。
前日に大根を収穫。大根は庭のあちこちに植えているのですが、今回はこのエリアから収穫!
小ぶりの大根を5本収穫しました。
大根を良く洗い、葉を切り落とします。
体重計で重さをはかると800グラム。
この大根の量に対して、イさんが割り出してくれた必要材料の一覧を書いておきます。皆さんも、この材料・割合で自家製キムチ、出来ますよ~♬
ニンニクすりおろし 2さじ
生姜すりおりし 0.5さじ
塩 1.5さじ
砂糖 1さじ
梅の砂糖漬け液か、蜂蜜か、みずあめ 1さじ
唐辛子粉 7さじ
アミの塩辛 30ml
サイダー 150ml
キムチを仕込む前の事前準備として、大根を好きな大きさに切り、塩大さじ2、砂糖大さじ1を溶かした水に1時間ぐらい漬け、その後、風通しの良い場所に置いておくとのことでした。
どんな切り方でもOK と言われましたが、とりあえずカクテキ風に切りました(^^)。キムチにすると水分が抜けてサイズが少し縮むので、そのあたりも考慮して切るのが良いそうです。
塩&砂糖水につけた後、ザルにあげて乾かしました。
翌朝10時半、遠路、イさんが到着。キムチに必要な材料を、いろいろ持ってきてくださいました。私は「セウジョッ(アミの塩辛)」がどんなものか分からなかったのですが、シラスほどの小さなエビの塩漬けだそうです。これが、キムチの旨みであり、発酵の作用をするのだとか!
こちらがセウジョッ。冷凍庫で保管しますが、塩分が高いので凍らないそう。
韓国キムチ用唐辛子粉。セウジョッも唐辛子も、日本でネットで購入したそうです。韓国食材のお店が近くになくても、買えるんですね~!
到着して早々、早速キムチの仕込みを開始!(私は撮影係^^)
最近我が家に導入されたミキサーが大活躍! 必要な材料をミキサーに投入していきます。
事前に、あれだけ細かく「○○1さじ…」等指示していたイさんでしたが、実際にはかなりおおざっぱにミキサーに投入していきます…(^^;) 一体あの指示は何だったのか…!
しかし、唐辛子粉だけは、スプーンで計って入れていました。韓国人レベルの「7さじ」とするか、それとも半分ぐらいにしておくか…と聞かれ、少し迷った挙句、「7さじで!」とお願いしました。(結果的には大正解^^)
セウジョッと唐辛子が入りました♪♪
サイダーを入れるのは意外でしたが、イさんによると、発酵でいい働きをしてくれるそうです。炭酸の代わりに、果物(リンゴや柿)を入れても良いそうです。
必要な材料をすべてミキサーにセット。
撹拌すること数分で、どろりとしたペースト状になりました。
出来上がったペーストを、大根に良くまぶします。このとき、ビニール手袋を着用するのがポイント。じゃないと、唐辛子の刺激で大変なことになります(^^;)
良くかき混ぜます。
ペーストが十分行き渡ったら、容器に入れます(タッパーでも、ジップロックのような袋でもOK)。
完成!!
室温(常温)で1~2日置いたあと、冷蔵庫で保管し、あとは自分の好みのタイミングで食べれば良いそうです。試しに、完成したばかりのものを味見しましたが、すでにとんでもなくウマい!!
キムチって、(もちろん材料をイさんが用意してくれたからというのもあるけれど)こんなに美味しいものが、こんなにも簡単に作れてしまうのか!とびっくりしてしまいました。韓国人にとっても、「キムチづくりは大変」というイメージがあるそうですが、それは1年分の膨大な量を家族&親戚が総出で行うからかもしれない、と言っていました。でも、ちょっと食べる分を漬けるには、これぐらいの手間で出来てしまうわけです。(大量に仕込む際には、唐辛子粉が空中に舞うので、目が痛くなったりしますが、少量ならば大丈夫^^)
ちなみに、韓国のイさんの家族の場合、1週間のキムチ消費量は白菜2個分だそうです…!!! えええ、それが韓国家庭の平均ペース!? さすが!
さて、無事キムチの仕込みが終わり、お昼ご飯の時間になりました。
お昼ご飯は私の役目なので、まず、畑に野菜を収穫しに行きました。
白菜は、この日のために取っておいた最後の1個(^^)
相変わらず不揃いな人参たち(^^;)
この日の献立は白菜・人参と豚肉の火鍋。畑でたくさん育っている春菊も入れました。ニラやシメジは買ったもの。
お昼ご飯を食べた後は、ホームページに関する打ち合わせ。
…と、ここで、景気づけに秘蔵の酒を投入!!
この、ほんのりピンクのお酒は、先月庭で収穫した山茱萸(サンシュユ)酒です! 実(み)は「鳥も食べない」ほど苦かったのですが、ホワイトリカーに砂糖と共に漬け込んだところ、まるでシェリー酒のような信じられない味わいに!!
(お酒にすると、こんなに美味しく変わるのか!)と驚いて、酒に漬かった実を食べてみると、実は相変わらず激苦…(> <)。なのに、お酒自体はとても美味しいという、なんとも不思議なリキュールが出来ました。
山茱萸酒作りは初めてだったので、1リットルほどしか作っておらず、もうすでに200mlほど飲んでしまいました。すぐに飲み終えてしまいそうだなぁ。。。
そんな私の秘蔵っ子の山茱萸酒を、イさんにもぜひ飲んでほしいと思ったのでした。打ち合わせに35度のアルコールは、やや高めかもしれませんが、構わず出します(^^)
でも、ホームページの打ち合わせは、みっちり3時間、きちんとやりました(^^)/
今回、イさんからは、プチ・アドベンチャー・フィルムズの「ロゴ」も作ったらどうか?という提案も。ラフなアイデアを紙に書いて持ってきてくれました。今後はロゴができるかもしれません?!
山茱萸酒を飲み終えた後は、黒糖と焼酎で1年熟成させた、花梨酒の4リットル瓶を投入! こちらも35度の高めのお酒ですが、美味しいのでストレートで頂くのがベスト。
酔いは回ったものの、無事、3時間の打ち合わせを終え、駅前の中華料理店に晩御飯を食べに行きました。
「小セット」を注文したら、このてんこ盛り(^^;)
イさんも思わず写真を撮ります(^^)
ホームページのリニューアルは春頃を予定しています。お楽しみに♬
ところで、イさんが持ってきてくれたキムチ材料が余ったので、翌日、白菜キムチも作ってみよう!と思い立ちました。
今度は私一人で白菜キムチづくり。大根と同じように、塩・砂糖水に漬け、乾かします。
足りなくなりそうな材料をスーパーに買いに行きました。スーパーでは、SB食品の中国産唐辛子粉が売っていたので、そちらを購入。今度は果物(柿)も入れてみます。
アミの塩辛もまだこんなにあります(^^)
白菜以外の材料を、すべてミキサーに投入!
いい感じ!
出来上がったペーストを、白菜にまぶしていきます。
葉の隙間にもペーストが行き渡るようにします。
まぶし終えたら、ジップロックへ。
完成!! どうやら上手くできたよう(^^)
ふと、(ニラを加えたら良いかも?)と思い立ち、火鍋用に余ったニラを切って加えました。キムチって、どんどんアレンジできそうですね。
白菜と大根のキムチを、常温で熟成中♬
まだセウジョッや白菜が残っていたので、さらに白菜キムチを仕込みました。今度は、SB食品の唐辛子粉を使ったバージョン。中国産の唐辛子は、やや色が暗めですが、味に違いはあるのでしょうか?
韓国のキムチ用唐辛子と同じ分量を加えたところ、1.5倍ぐらいの辛さに仕上がってしまいました…! かなり激辛…! あとでネットで調べたところ、韓国のキムチ用唐辛子は、色が鮮やかで辛さはマイルドなのだそうです…!! 自分で材料をそろえる人はくれぐれもご注意を…!
たぶん、韓国人でも「辛い!」と言いそうなレベルの白菜キムチが3袋も出来てしまいました(^^;)
気がつけば、3日間で大量のキムチを仕込みました! 体重計で重さを測ったところ、キムチは3.3キロもありました。こんなに作れてしまうのは、自家製ならではですよね(^^)
数日後、出来上がったキムチを試食。
最近、出かける予定のない日は、朝ご飯からキムチです(^^)♬ これだけで満足な朝ごはん。
ちなみに、キムチは常温で数日置いた後は、冷蔵庫で保管しています。万が一、漬け汁が漏れると、冷蔵庫全体が「キムチ」になってしまうので(^^;)、ステンレスのボウルに袋を立てた状態で保管しています。
冷蔵庫の中で、かなりのスペースを占有(^^;)!
キムチづくり、興味のある人はぜひ挑戦してみてください♬