11月10日(土)に、名古屋にて「シャチホコ映画祭2018」が開催されます! 今回が第一回目の開催で、なおかつそのユニークなネーミングから、(いったいどんな映画祭?!)と思われる方も多いかもしれません。
今日は、謎多き(?)「シャチホコ映画祭2018」についてご紹介します!
ちなみに、上映作品はすべて「東海地方初上映」で、全ての作品に来場ゲストによるトークがあります。
◎日時:2018年11月10日 土曜日
開場12時30分 上映時間13時〜19時
◎会場:Latin Bar São Luis サンルイス
〒453-0015 愛知県 名古屋市中村区椿町13-24
◎入場料:当日・事前予約 1500円 限定70席
(1日何本観てもこの価格です。入場後、入れ替えはありません。当日リストバンド着用で入退場自由)
◎飲食・お買い物スペースあります。
◎チケット購入方法
事前予約はメール、または電話にてお申し込みください。
(事前予約特典として小西修氏の多摩猫ポストカードをプレゼント)
事前予約・お問い合わせ先
シャチホコ映画祭2018実行委員会 担当 イノウエ
☎ 080-3288-0421
✉ teamfukushima0311@gmail.com
◎プログラム
◉第1部 13時〜
『原発の町を追われて3 双葉町 ある牛飼いの記録』(2017年 30分)
※ゲストトーク 堀切さとみ監督 (鵜沼久江さん来場予定)
【解説】
埼玉県にある旧騎西高校に避難してきた、福島県双葉町の人々を追い続けて早6年。三年前に騎西高校は閉鎖しましたが、双葉町は依然帰還困難区域。そればかりか中間貯蔵施設の建設が予定されていて、帰れるどころではありません。
「埼玉は第二の故郷だ」といって残り続ける人、「双葉に少しでも近いところがいい」と福島に移る人、さまざまですが、ふるさとの我が家ではない場所で今までと違った生活を余儀なくされていることは同じ。放射能による被ばくへの不安というだけが問題ではないのです。
今回の映画は、騎西高校の近くで農業を営んでいる鵜沼久江さんを中心につくりました。久江さんは福島第一原発のすぐ近くで、50頭の牛を飼っていましたが、牛たちをつれて避難することはできず、かわりに野菜作りを始めました。殺処分に反対し、警戒区域の中で牛を飼い続ける「希望の牧場」の吉沢正巳など、素晴らしい牛飼いもいますが、ほとんどの牛飼いたちは涙をのんで牛たちを手放さざるをえなかった。久江さんもその一人です。
久江さんは、一作目、二作目に出てくれた鵜沼友恵さんのお母さんです。私は友恵さんに「映画を作るからには、一時の流行事で終わらせないで。私たち避難民がどうやって生活を取り戻していくのかを記録し続けて」と言われました。それで、久江さんにカメラを向け始めたのです。
双葉町のことがメディアに取り上げられることは、ほとんどなくなりましたが、避難先で必死になって生き直しをしている人たちがいることを知ってほしい。ぜひ観に来てください。
(『原発の町を追われて』公式HPより引用)
◉第2部 14時15分〜
『インド日記~ガジュマルの木の女たち』(2016年 100分)
※ゲストトーク 早川由美子監督
【あらすじ】
インドで出会った女性たちを記録した、映像旅日記。社会の最底辺で働く女性たちの団体・SEWAを取材し、彼女たちがビデオカメラを武器に、生活を向上させていく様子を紹介。しなやかに社会を変えていく女性たちにエンパワーメントされる、ビデオエッセー。
予告編はこちらから。
◉第3部 16時30分〜
『映像とトークで伝える 多摩川ねこ物語』(45分)
※ゲストトーク 写真家小西修氏
東京と神奈川の境を流れる多摩川。138kmにおよぶ両岸で29年以上、夫人と共に遺棄された野良猫たちの救済を続ける写真家 小西 修 (Osamu Konishi) 氏。
衰弱や虐待で息絶える猫が多い中、ほんの一部の猫だけがホームレスの愛情でいのちを繋ぐ。そんな猫たちの「ここで生きた証」を残し伝えたいと、小西氏はその一瞬一瞬を撮り続けている。
多摩川で生きる猫、ホームレスのおじさんを29年間見続けてきた小西氏に数あるエピソードを語っていただきます。
今年9月に新宿で写真展を開催。シャチホコ映画祭会場内でも1日限りですが、小西氏による多摩川ねこ写真展を開催します。ぜひ多摩ねこたちに会いに来てください。
2018年9月「ひとりを楽しむ」をコンセプトにしたウェブメディア DANROに掲載された小西氏のインタビュー記事をご覧ください。
◉第4部 17時30分〜
『ヒューマンエラー 安全を信じていた。しかし・・・』(2017年 60分)
※ゲストトークあり
日本政府は「福島はすべてコントロールのもとにある」と言っているが、果たして本当なのだろうか。
原発事故により15万人を避難させる決定が下された 2011年3月12日より7年が経過した。
この映画はあの惨事に日常生活を壊された人々、東京電力の幹部、宮司、旅館女将、酪農家、地元町長、 86歳の避難者を追ったものである。
上映後、NPO法人チェルノブイリ救援中部・理事、河田昌東さんによるトークを予定しています。
作品ホームページはこちら。