関東地方が梅雨入りしてしばらくたちますが、梅雨の晴れ間は家庭菜園者にとって、とても重要です。雨降りだと作業が出来ないので、その分、晴れた日には普段より長め(多め)に作業をします。
映画の編集作業があるので(そもそもそちらが本業なので^^;)、1日あたりの理想的な畑作業の時間は、通常ならば1.5時間ぐらいなのですが、最近は、晴れの日は3時間ほど作業をしています。
今朝は、カボチャ、ゴボウとオクラを混裁した畑の草取り。1週間もすると、もうこんなに草が生えてきてしまいます(泣)!
カギ鎌を使って、根っこから雑草を取り除きました。
雑草を取り除いてすっきりさせると、畑の状態が良く分かります。追加で植えたカボチャの苗(右手前)は、植える間隔が狭すぎたことに気がつきました。
カボチャのツルは、これから夏にかけて、四方八方に延びていきますので、今のうちに、空いているスペースへカボチャの苗を移植しました。
移植すると1~2日は、このようにクタっとなってしまいますが、これは一時的な環境の変化によるものなので心配ありません。植物の生命力と適応力は本当に素晴らしく、やがてここにちゃんと根付くのです!
もともとこのエリアは、ゴボウの波板栽培をするために、この春に開墾したエリアで、他の場所よりさらに石や木の根が多く、土の状態も良くありませんでした。なので、カボチャとオクラの株元に、養分を含んだ手作りのたい肥を追加します。
地面を這うように成長するカボチャと、上にまっすぐ伸びていくオクラは、植え合わせの相性が良く、限られた畑スペースを有効に活用できます(^^)
沖縄丸オクラの苗。丸オクラの栽培は今年初めてなので、楽しみです♪
畑の草取りのあとは、庭の草刈り。こちらは、根っこから取り除くには面積が広大すぎるので、株元から鎌でスパッと刈っていきます。どのみち、またすぐに伸びてくるので、雑で構わないのでとにかく広範囲を刈ります。
私の家は田んぼが近く、庭にもヤマカガシなどのヘビが出るため(おとなしそうに見えて、奴ら毒ヘビですよ!)、雑草を刈って視界を良くしておくことが大切です。
刈り取った雑草は、そのままその場に寝かせて枯らし、乾燥したらカボチャの株元やツルの周りに敷きます(通常は、稲わらをカボチャの周りに敷きますが、その代わりです)。
お昼前に、無事、今日の畑仕事が完了しました!
ところで、6月23日(土)には、埼玉県鶴ヶ島市で『インド日記』の上映と講演があります(詳細はこちら)。
今月初め、上映実行委員会の打ち合わせに私も参加し、会場の機材チェックなどを行いました。
DVDやブルーレイのディスクで上映する場合、制作者や自主上映会をよく企画する方々はきっと経験があるかと思いますが、再生するプレーヤーとの相性により、ディスクが読み込まれなかったり、再生が途中で止まったり、引っかかったりするということが、まれに起こるのです!
自主制作の作品の場合、ディスクは大抵、工場プレス(大量生産)ではなく、パソコンで焼いたDVD-RやBD-R(ブルーレイの規格)です。それらのディスクで、さらに再生機器が古い場合は、再生不良が発生する場合があります(それ以外でも発生することがあるので、一概には言えませんが)。
上映会の途中で、ディスクの再生が止まるという夢(悪夢)を、これまで何度見たことか!!
映画祭などでの上映の場合、上映後の質疑応答をきちんとこなせるかよりも、ディスクが無事最後まで再生されるかということの方が、よっぽど気になります。自分の上映が無事終わるまでは、映画祭で毎夜の宴会に出席していても、ビールの味も分からないし、楽しめないんですよ(^^;)
再生不良で上映会中止とならないよう、普段は事前に主催者にディスクを送り、「当日の上映で使用するプレーヤーで、必ず通しで再生確認をしてください」とお願いしています。
上映会主催者が、会場に上映機材を持ち込みする場合ならば、上記のように確認してもらえば大丈夫ですが、問題なのは、会場備え付けの機材を使って上映する場合です。
事前に会場の下見や機材のチェックをすることは出来ると思いますが、ディスクを通しで1時間半も再生し続ける…というレベルの機材確認までは、させてもらえないことが多いと思います(その間、施設側のスタッフも立ち会わなければならないので)。
公共施設での上映の場合、会場備え付けの再生機器は、特に古いことが多く、こちらとしては、本当に毎回ヒヤヒヤ&ドキドキものです(^^;)
今回、鶴ヶ島市の女性センター「ハーモニー」での上映に際し、事前に実行委員の方から会場設備についてお聞きしたところ、特に不安な事項が多くありました(^^;)。そこで、普段なら参加しない主催者側の事前打ち合わせに、私も同席させてもらい、会場の様子と機材を自分の目で確認しようと思ったのでした。
会場は、ハーモニー内のホールで、250名ほどが収容できる大きな会場です。通常、これぐらいの大きな会場ならば、音響や照明は、イベント当日に派遣される技術者が担当したり、付き添ってくれる場合が多いです(使い方が一般の機材とは異なるため)。
しかし、会場、そして市からは、そのような担当者が派遣されることはない、とのことでした。施設の職員が、備え付けの機材の説明を主催者にする、とのこと。
また、会場前方にはきちんとした舞台があるものの、スクリーンは壊れたまま修理をしていないので、舞台の壁に直接投影してほしい、ともお聞きしました。
これらすべて、「お金がない」「予算がない」からなのだそうです。
なるほど。
とりあえず、実際に会場に行って、どんな様子か確認しなければ、と思いました。
打ち合わせ当日、上映実行委員会の方々、そして施設の職員の方々にご挨拶し、早速機材のチェックをしました。あらかじめ、「通し(100分)で再生確認させてほしい」とお願いしておいたので、打ち合わせ自体をホールで行うことになりました。
映画は、大抵ワイド画面ですが、昔のテレビのサイズ(4:3)で投影されています。オリジナルの比率とは異なるため、全体的に縦長に圧縮されて投影されています。
オリジナルと違う比率で表示されても、再生機器やプロジェクター側のメニュー画面で設定を変更すれば良いのですが、なんとこちらの機器ではそのような変更はできないとのこと!
プレーヤー。こういうデザイン、90年代の香りがしますね…!
プロジェクター。このホールにはプロジェクターがないので、他の施設から借りてきたそうです。
…というか、普通、こんなに大きな会場ならば、舞台の上にプロジェクターを直置きすることはなく、会場後方のコントロール・ルームのような場所から投影・操作しますよね??
実際、このホールにも、コントロール・ルームがあるのですが(以下の写真の上部がそれ)、故障してから10年以上経つそうで、現在は使われていないそうです、「予算がない」から…。
照明を消した状態。
照明をつけた状態。
こんなに良い、大きな会場なのに、あまりにも旧式な再生機器で、そして貧弱なプロジェクターを床に直置きして、スクリーンではなく、壁に投射する…
これこそ「もったいない」し、「無駄遣い」をしているとは思わないでしょうか?
お金がないとはいえ、このような施設を、「使えない」状態にしておくのは、さらに「不経済」なことだとは、思わないでしょうか?
現代の日本社会では、歳入が右肩上がりの自治体など、日本のどこを探してもありません。どこも「お金がない」のは同じです。
建物をどんどん建てろ、最新鋭の豪華な機材・備品を投入しろ、とは思いませんが、一般家庭よりもはるかに劣った旧式の機材や、壊れたまま修理しない備品…では、文化施設とは言い難いし、文化的な催しは、どんどん市外に逃げて行ってしまうでしょう。
「お金がない」とはいえ、職員を雇い、「必要」だと思うところにはお金が投入されているのですから、「最低限の設備を備える必要性」について、市や職員はもっと意識を高める必要があるのではないかと思います。プレーヤーもプロジェクターも、現在はかなり安価で、よっぽど高性能なものが出回っているのですから。
誤解の無いように言っておきますと、この状況は、なにも鶴ヶ島市に限りません。私はこれまで、様々な自治体の施設・設備で上映会を開いていただきましたが、どこも似た状態ですし、「似た意識」です。大抵、2000年代以前(!)の機材ですからね(^^;)
画面の比率が縦長なのは、「私が痩せて見える」というメリットしかありません(^^;)。それでは残念過ぎるので、私は自宅の機材を持ってこようと考えました。
こういった会場の場合、音響設備は会場のものを使わないと無理ですから、音響設備が自分のプロジェクターと接続できるかが重要です。
確認したところ、プロジェクターに赤白ケーブルがつなげるならば、こちらの会場の音響設備が使えるようでした。
帰宅後、早速、家のプロジェクターを調べました。HDMI接続とVGA接続(Mini D-sub15ピン)ができるのは知っていましたが、果たして、旧式の赤白&黄の端子はついているのでしょうか…?
確認したところ、赤白&黄の端子もついていました!!! えらいっ!!
このプロジェクターは、大家さんの持ち物なのですが、まだ1度しか使用したことのない、新品同様のプロジェクターで、なおかつ照度が高いタイプなので、大きな会場でも(少なくとも施設側が用意したものよりはずっと)くっきりと映るのではないかと思います。
他に、ブルーレイのプレーヤー、HDMIケーブルなど、上映機材一式を用意しました。
ブルーレイ・プレーヤー。
機材を持ち込む場合、(借り物の場合は特に)なくしたら大問題ですから、全ての持ち物に名前を書いたテープを貼りました(^^)。(りべるたん撮影時代から、持ち物に名前を書く習慣は身についています^^)。
HDMIケーブル。(今回用には、もっと短いケーブルの方が良いのですが、ないので3メートルのものを持参)。
仕組み的には、ブルーレイ・プレーヤーとプロジェクターをHDMIケーブルでつなぎ、プロジェクターと施設のスピーカーを赤白ケーブルで接続すればOKなはずですが、こういうものは、「実際に確認する」ことがとても大事で、仕組み的にはOKでも、「なぜか音が出ない」という事態もあり得ます。
なので、上記の写真には写っていませんが、予備として、ノートパソコンと、VGAケーブルも用意することにしました。ノートパソコンとプロジェクターをVGAケーブルでつなぎ、プロジェクターと施設のスピーカーを赤白ケーブルで接続する…というやり方です。HDMIケーブルでの接続より劣りますが、予備プランです。
荷物がだいぶ多くなりますが、でもブルーレイで、くっきりプロジェクターで上映する方が断然良いので、頑張って会場まで運びます(^^)!
とはいえ、少しでも荷物の軽量化をしたいと考えました。まず、懐中電灯がデカすぎます。機材を持参する場合は、持ち主である私が映写担当をすることにもなるでしょうから、暗いところでの操作のために手元に明かりが必要です。
家にある懐中電灯は、単1電池2本型で、無駄に重い&デカいのです。キャンプに行くんじゃないんだから!
(懐中電灯の隣は、養生テープです。ケーブル類に足が絡んで引っこ抜かれないよう、ケーブルやコンセント類を床に固定するため、養生テープを持参するのが良いのです。ガムテープは、粘着力が高く跡が残るので、養生テープが最適です)。
懐中電灯の軽量化のため、ペンライトを購入することにしました。今後もあれば便利なので、これを機に買いました。800円ぐらいでした。
ほぉ、「ペンライト」という名の通り、サインペンぐらいの大きさで、電池は単4を2本。軽いです! 試しに暗いところで点灯してみたところ、明るさもちょうどよい感じ。ペンライトにして良かった~~
これらの準備で、うまく行くと良いですが!
念のため、当日の集合時間を2時間早めてもらいました(^^;)。だってなんだかんだ、「舞台側の照明はどこ」「会場側の照明はどこ」「受付の机はどこから」などなど、開場の30分前集合では、絶対時間切れになりますからね(^^;)
大丈夫と思いつつ、でもやっぱりドキドキは消えませんが、実行委員会の皆さんが宣伝などとても頑張ってくださっているので、私も頑張りたいと思います。
ご都合の合う方は、ぜひいらしてください。お待ちしています♪