2020年11月15日、早朝に家を出て静岡へ向かいました。9時前には静岡駅に到着し、朝食を食べた後、歩いて駿府城公園へ。
途中、静岡県庁前で看板を発見。
ちょうど、先日までの映像ワークショップで、SNS上の誹謗中傷についても取り上げていたので、「STOP! 誹謗中傷」というメッセージが気になりました。
映像ワークショップでは、誹謗中傷全般(人種、ジェンダー、容姿等)について取り上げたのですが、こちらの看板は、よく見ると「新型コロナ STOP! 誹謗中傷」と書かれていました。確かに、コロナに感染したことを公表する芸能人がバッシングされ謝罪に追い込まれたり、クラスターが発生した学校や会社にクレームが…と、コロナをめぐる差別・誹謗中傷も多く発生しています。
このコロナは、新たな差別や分断を社会にもたらしていると、改めて感じました。
ひまわり集会の会場に到着すると、ちょうど実行委員会の方々が集まってきていたところでした。集会の流れについて説明を受けた後、テントの設営作業が始まりました。
ひまわり集会での美術館テント再建展示は、今年でもう4回目になります。もしかしたら、経産省前の面々より、テント設営の手順に慣れているかもしれません?!
骨組みが完成!
1年ぶりに広げたテントの布地。特に、スプレーで描かれた岡志憧さんの作品の剥がれが激しいです。(2016年12月、丸木美術館で岡さんがグラフィティのライブ・ペインティングをされた時の写真はこちらをご覧ください)。
井上ヤスミチさんの作品。
テントの内部に作品を飾っていきます。
今回、新たな作品が反原発美術館に加わりました! ひまわり集会実行委員の鍋田敏子さんの作品です。なんと集会前日に一晩で描きあげたそう!! 下の写真、向かって左側が作者の鍋田さん(逆光になってしまいましたが> <)。どうもありがとうございます!
柚木ミサトさんの作品
長谷川直美さんの作品。
テントの外側にも作品を飾っていきます。
「A3BC:反戦・反核・版画コレクティブ」の木版画作品。
とてもきれいな状態で保存されています!
281_Anti nukeさんの作品。
反対側の側面には、今年亡くなられたテントメンバー・玉中恭子さんのバナー作品。
テントの玄関には、A3BCさんの、テントをモチーフにした版画作品を。
作品の中には、ビデオカメラを構えた私の姿も!
「脱原発テント」バナーを飾ります。テントの設営作業、特に大変な部分のほとんどを石塚さんと疋田さんのお二人がしてくださいました。どうもありがとうございました!!
テントのてっぺんに、ひまわりの風車を設置。
この構図、何かに似ているなぁ…と思ったら、バンクシーの「風船と少女」ですよね?!
テントの入口には、実行委員会作成のコロナ感染防止対策チラシを掲示。コロナ禍での美術館展示、これはこれで忘れられない展示だなぁ…と思いました。
テントが完成!!
さっそく中を覗いて下さる方もちらほら。
ちょうどそのころ、ステージの設営も完了しました。今年はコロナ対策として、会場に来られない参加者のために、集会の様子を生中継するとのことでした。
ステージの目の前には、中継のためのカメラやパソコンが。
私も中継に興味があるのですが、やはりたくさんの機材が必要なんですねぇ…
私の撮影機材。三脚の水平が取れなかったので、帽子を挟みました(^^;)。中継ではないので、機材はこれだけです。
風が強いのでマイクに風防を被せました。
いよいよ集会が始まりました! オープニングのアトラクションは、神田香織さんによる講談「福島の祈りーある母子避難の声ー」。
毎年そうですが、この日も静岡は晴天でした。パソコン画面を見るのも一苦労ですね!
約40分の講談が終わり、メイン集会が始まりました! 集会の様子を記録した動画は、以下よりご覧いただけます。
集会が始まる頃には、かなりの人が集まっていました。この日の参加者は約700人だそうです(主催者発表)。
実行委員長・林克さんによる開会の挨拶。
つづいて、ゲストによるスピーチ。メインゲストは神田香織さんのほか、静岡県保険医協会理事長・聞間元さん。
会場では、聞間さんが執筆に携わった、「『文科省 中学生・高校生のための放射線副読本』の問題点」が販売されていました。私も1冊購入。じっくり読みたいと思います。
会場では、鍋田さんのカレンダーとポストカードも販売されていたので、そちらも購入。表紙は素敵な切り絵です!
聞間さんのあと、私も5分ほどのスピーチをし、その後は来賓の挨拶と続きました。
メッセージ紹介のコーナーでは、全国各地の脱原発に取り組む団体からの連帯メッセージが読み上げられました。経産省前テントひろばからのメッセージも!
つづいて、県内各地の様々な団体のスピーチ。
フィナーレでは、シトロン稲葉さん作詞・作曲の「原発なくたって」も歌われました。
今年は集会後のアピールパレードはナシ。テントに戻ると、いつの間にすてきな作品が掲示されていました。
なんと、集会の間に、静岡市の杉山早智子さんという方が寄贈してくださったとのことでした!
今回の集会で2作品も増えました(^^)
美術館テントを撤収する前に、皆さんと記念写真を。今年もどうもありがとうございました!!
鍋田さんに、作品にサインを書いていただきました。
テントの撤収作業。
終了後、金曜アクション事務所にて、少人数の打ち上げに参加しました。
お汁粉や干し柿など、美味しかったです!
畑をやっているという方から、新鮮なレモンバームを頂きました。濡れた新聞紙にくるまれていたせいか、ほとんど鮮度が落ちないまま東京まで持って帰ることができました(^^)
きれいにライトアップされたメインストリート。金曜アクションもここでやっています!
これまで何度か、鍋田さんのお宅に泊めていただいていましたが、今年はビジネスホテルに宿泊しました。
翌朝の朝食バイキング。各自、ビニール手袋をはめて料理をとるという体制になっていました。
朝7時、石塚さんにホテルに迎えに来ていただき、テントと共に東京へ。
実は、私の今の家からも富士山が少し見えるのですが、さすがにこんな巨大には見えません(^^;)
今年は大家さんの事情で、テントの保管場所がやや変わり、藪の中にテント本体一式を運びこみます。アジト感満載?!
テントを運び込んだ後、今度はバナー作品類を経産省前に運びました。
寄贈された2作品を持って記念写真。今後、作品は経産省前の座り込みで展示されます! 希望される方には、全国に貸し出しもします!!(貸出は無料ですが、往復の送料実費のみご負担ください^^)
この日の座り込み当番の方。ガラケーでずっとメールをしている…と思ったら、なんと、この日のテント日誌を書いているとのことでした! ガラケーで長文の日誌を書くって、大変そう…!
無事、バナー作品類の引き渡しも終わり、石塚さんは静岡に戻られました。
私も自宅に戻ると、この週末の晴天で、干し柿の熟成具合がだいぶ進んでいました(^^)
ちなみに、このブログを書いている今日(11月19日)はこんな状態です。完成間近?!
以上、今年の静岡・ひまわり集会当日のレポートでした! 実行委員会の皆さま、大変お世話になりました。どうもありがとうございました!!