9月19日、日暮里の「工房ムジカ」にて『日々新~早春の日向新しき村』完成披露上映会を開催しました。イベントの全貌を、写真と動画でお伝えします!
これまでにも、新作映画が完成するたびにお披露目上映会的なイベントは行ってきましたが、今回の完成披露上映会は、私にとってひときわ感慨深いイベントとなりました。
コロナウィルスの感染が広がって以降、多くの芸能・芸術イベントが中止となりましたが、私も例外ではなく、今年予定していた全ての上映会、イベント、ワークショップなどが中止・延期となりました。
当分、不特定多数の人を集めての上映会は難しいだろう…と思っていましたが、7月に文化庁の「文化芸術活動の継続支援事業」という助成制度があることを知り、この助成金を利用して感染防止対策をした上で、ごく小規模での上映会を開催したいと考えたのでした。
上映会案内チラシ
最新作の『日々新~早春の日向新しき村』の本編(全編)は、以下よりご覧いただけます。
<<作品のあらすじ>>
宮崎県児湯郡木城町にある「日向新しき村」。今から約100年前、文豪・武者小路実篤が、同志たちと共に拓いた共同体です。現在も、日向の村に3名、埼玉の新しき村に8名が暮らし、実篤らが提唱した理念を受け継ぎながら、農業を主体とした暮らしを営んでいます。
日向の村に暮らす松田省吾さん(77才)は、有機農法の米・野菜づくりの他、日本でも数少ない「放牧養豚」の実践者でもあります。今年の2月に日向新しき村を訪ね、自然と調和した村での暮らし、放牧養豚の様子、地元の人々との交流を取材し、映像作品にまとめました。
2020年/28分/ドキュメンタリー/早川由美子
会場の「工房ムジカ」外観(撮影:森政也さん)
上映の様子(途中、再生トラブルが発生し大変失礼しました!!)
「工房ムジカ」の店長・クリムは、最前列で鑑賞!
上映後のトーク(23分)早川由美子 × 葛原りょう(司会:内田如水)
『日々新』を「工房ムジカ」で上映することになったいきさつや、新しき村のこと、作品に込めた思いなどを語りました。
第二部:葛原りょうさんの朗読&森政也さんの即興演奏(36分)…必見!!
朗読・演奏の様子
朗読・演奏の余韻を残しつつ、最後のプログラム・森政也さんのギャラリートークへ。
森政也ギャラリートーク(13分)聞き手:早川由美子
森政也さんの絵画展示は、翌日も行われました(撮影:森政也さん)。
約2時間のプログラムを終えた後は、同会場で交流会をしました。ほとんどの方が交流会にも参加してくださいました。新しき村に関心を持つ人、大企業で働く人、実業家として歩み始めた人、お金の要らない暮らしに興味を持つ人などなど、参加してくださった方々同士の交流があちこちで生まれ、つくづく、「人がリアルに出会い、集う」ことの大切さを実感しました。
一緒に企画をしてくださった森政也さん、「工房ムジカ」葛原りょうさん、内田如水さん、そして当日ご参加くださった皆さま、どうもありがとうございました!!