長年、沖縄の辺野古基地建設などの問題について、精力的な取材・映画制作を続けている「森の映画社」影山あさ子監督、藤本幸久監督より、沖縄県議会によるフリーランスの排除・取材拒否について、以下の情報提供を呼び掛ける案内を頂きました。
記者クラブに所属しないメディアが、(沖縄県に限らず)地方議会の本会議や委員会を取材・撮影された事例を集めたいとのことです。ぜひご協力をお願いします!
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記者クラブに所属していない取材者のみなさまへ
沖縄県議会の森の映画社取材拒否事件に関連して、情報提供のお願い
こんにちは、森の映画社の影山あさ子・藤本幸久です。
今日は、お願いがあってご連絡差し上げます。
私たちは 2004 年から辺野古を中心に撮影を始め、これまで沖縄にかかわる 13 本の作品をつくってきました。現在も沖縄で撮影を続けています。
昨年、2017 年 7 月 14 日、沖縄県議会では、岩礁破砕を巡る裁判の提訴について本会議で審議と採決が行われました。私たちは、この本会議での審議と採決を撮影したいと事前に申請しましたが、撮影を拒否されました。“議長の判断”というだけで、具体的な理由の説明は一切ありませんでした。
私たちは、沖縄県の取材許可を得て、沖縄県知事の記者会見、来沖する大臣の記者会見、官房長官と沖縄県知事の会談、慰霊の日などの撮影を行っていますが、県議会だけ、撮影が認められません。
記者クラブ所属の各社には、沖縄県議会の本会議も委員会も自由に撮影が認められている一方で、なぜ、理由もなく私たちの取材・撮影が不許可とされるのでしょう?本来、開かれた場であるべき議会で、理由も述べずに取材を拒否することは、表現の自由、取材・報道の自由の侵害です。
私たちは、2017年8月31日、沖縄県を那覇地裁に提訴しました。現在も裁判中です。
提訴から一貫して沖縄県は、「森の映画社は記者クラブに所属しておらず、報道機関ではない」、「取材・報道の自由を認める必要はない」と主張しています。また、取材拒否の理由についても、「議長が判断した」とするだけです。
ぜひ、みなさんのお力を貸していただきたいことがあります。
記者クラブに所属していないみなさんが、これまで取材・撮影された中で、各地の地方議会の本会議や委員会を取材・撮影された事例がありましたら、教えてください。どこの議会でも、どのような内容でもかまいません。記者クラブに所属しない方々が、議会の本会議や委員会を取材・撮影された事例をご存知でしたら、教えて下さい。
「記者クラブ以外は、取材させない」ことを当然とし、表現の自由、取材・報道の自由の侵害を当然とすることに、風穴をあけたいと思います。
私たちの撮影を拒否した県議会議長も、証人として裁判所に呼ばれることになりました。
提訴から1年余、裁判もいよいよ大詰めを迎えます。
みなさんのご経験を教えてください。
ご協力を心からお願いいたします。
2018年11月22日
森の映画社
藤本幸久・影山あさ子
〒004-0004 札幌市厚別区厚別東 4-8-17-12 2F
メール:morinoeigasha@gmail.com http://america-banzai.blogspot.jp/
電話 090-8278-6839(藤本) 090-2052-9902(影山) FAX 011-351-1068
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ご案内は以上です。